メジャーネームとメジャーバリューの神秘(Mystery of Measure Name & Measure Value)
みなさんこんにちは!Kaoriです。
今日はみなさんにメジャーネームとメジャーバリューの神秘をご紹介したいと思います。
メジャーネームとメジャーバリュー、Vizを作っているうちに突如出現して戸惑ったことはありませんか?
突然出てきて誰こいつ?的な感じかと思いますが、フレンドリーになっておくとなかなか役に立つやつなので、ぜひこの機会に覚えてやっていただければと思います。
さて、このメジャーネームとメジャーバリュー、最初のうちは気づいたら出てきているという感じかと思いますが、よくあるシチュエーションとしては、二つ以上の数字(メジャー)を入れているときに表示形式をテキストテーブルにしたときなんかによく出てきます。
突如自分の入れていない項目がピルになって勝手にお邪魔しているので、驚かれた方も多いと思いますが、特にクロス集計のVizを作るときにはこの特性を知っておくとかなり役立ちます。
まずそもそも、この二つが何者かというと・・・
メジャーネーム:データウィンドウでメジャーとして定義されている項目すべての「項目名」
メジャーバリュー:データウィンドウでメジャーとして定義されている項目すべての「値」
です。
Tableauでデータに接続したときに、このメジャーネームとメジャーバリューは必ずデータウィンドウ内のディメンション、メジャーのそれぞれの一番下に表示されています。
いつも自分から勝手に出てきてくれるメジャーネームとメジャーバリューですが、今回はせっかくなのでこちらから迎えに行ってみようと思います。
まずはメジャーバリューをテキストに放り込んでみます。
ドン!
数字がぐちゃぐちゃになっています。
なんだこりゃ?!という感じなのですが、これはよく見ると、メジャーバリューの箱に入っているすべての値が上に重なって表示されている状態なんですね。
Tableauでは列を分けるためには何かしら列を分けるためのピルをいれなくてはなりませんが、ここではまだメジャーの項目名(つまりメジャーネーム)を列に入れていないので、全部上に乗っかって表示されているというわけなのです。
ではここでメジャーネームの登場です。
こうすると、メジャーネームでメジャーバリューが列の下に配置され、どれがどの数字だかわかるようになりました。
ここで、メジャーネームがフィルターにも入っていることに注目してみてください。
これはつまり、どのメジャーを使用するか、フィルターで定義することができるということなんですね。
フィルターの中を覗くとこんな感じになっています。
ここで必要な数字だけにチェックを入れると・・・
このように必要なメジャーだけを表示することができます。
メジャーバリューの箱の中でピルを外すとフィルターの操作と同様のことができます。
また、このメジャーバリューの箱の中の順番が表示順に影響しますので並びを変えたいときはこの箱の中にあるピルの順番を変えてみてください。
さて、このメジャーネームとメジャーバリュー、クロス集計のときに非常によく使う項目ですが、この特性を理解していただけるとグラフにも活用できます。
①メジャーバリューを列に配置して棒グラフにして、メジャーネームを色に配置することで異なるメジャーの積み上げ棒グラフを表示できます!
②線グラフに応用してあげると、二重軸のグラフに似たものを作ることができます。
これはメジャーを二つ以上でも入れることができるので、二重軸では設定できる数字が少ない時に便利です。
ただし、二重軸と違って同じ軸に全部の値が入るので、あまりにも桁の違う値を混ぜて表示するときれいに表示できなかったり、あくまで同一マークを色で分けているだけなので棒グラフと線グラフにしたりすることはできないので注意です。
でも二重軸と組み合わせることもできるので、かなりいろいろできますよ!
②線グラフに応用してあげると、二重軸のグラフに似たものを作ることができます。
これはメジャーを二つ以上でも入れることができるので、二重軸では設定できる数字が少ない時に便利です。
ただし、二重軸と違って同じ軸に全部の値が入るので、あまりにも桁の違う値を混ぜて表示するときれいに表示できなかったり、あくまで同一マークを色で分けているだけなので棒グラフと線グラフにしたりすることはできないので注意です。
でも二重軸と組み合わせることもできるので、かなりいろいろできますよ!
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