ダッシュボードTips第1回 誰が為のダッシュボード(サイズとレイアウト)(Dashboard Size & Layout)

2016/01/22 18:52 Shingo 0 Comments

みなさま、だいぶ遅くなってしまったのですが新年あけましておめでとうございます!
Kaoriです。本年もTableauをよろしくお願いします。

さて、2016年ということでちょっと新しいことを始めようと思い、しばらく連載モノに挑戦してみたいと思います!!
Facebookでどんな内容がいいか募集したところ、ダッシュボードTipsがダントツ1位だったので、記念すべき初の連載はダッシュボードについてのいろいろをみなさんにお届けしたいと思います。

ダッシュボード編は全5回で、以下のようなコンテンツを予定しています。

 第1回 「誰が為のダッシュボード」
 第2回 「人々を導く道標」
 第3回 「行動こそが洞察を促す」
 第4回 「彷徨える色彩は禍の元」
 第5回 「ツールヒントの美学」

タイトルが厨二病なのは趣味ですね!!

5回の連載を通してこんな感じのダッシュボードを作っていきます。


あれ?思ったより普通?(タイトルは厨二なのに・・・)
と思った方、まったくその通りです!
全然普通です。

この連載では、普通だけど使いやすくインサイトを得やすいダッシュボードを目指しつつ、加えてダッシュボードを作る時のちょっとしたテクニックをお伝えできればと思っています。
ここでダッシュボードと言っているのはTableauのダッシュボードのことです。
シートの隣にアイコンがあるアイツです。
一般的なダッシュボードとはちょっと違うかもしれません。
それと、奇抜なチャートのTipsを期待した方、ごめんなさい! 今回はおもしろいチャートを作ったりすることはありません!
でも、簡単なことしかできなかったとしても、人に見てもらえる使いやすいダッシュボードを作ることは可能なんです。
Tableauのダッシュボードをを作れる人というのは、決して高度なテクニックをたくさん知っている人ではないと私は思っています。
作りたいと思った人、誰かにデータを伝えたい、そう思ってる人なんです。そういったことが伝わればいいな~と思ってこの記事を書き始めました。

ということで第1回のお題はずばり、
 「誰が為のダッシュボード」
です。

みなさんはダッシュボードを作るとき、どうやって作っていますか?
いろんな理由でTableauでデータにふれ、ダッシュボードを作ることがあると思います。
すべてのダッシュボードに共通しているのは、それを誰かに見せる、ということじゃないかと思います。
データから得た結果をプレゼンテーションで発表する、
定期的に確認する必要があるダッシュボードしてServerにパブリッシュし、みんなに見てもらう・・・などなど。

インサイトを得るまでの過程はメモ書きみたいなものなので、雑に作ってもいいですが、
いざ共有の場になった時には、見てもらう人や見てもらう人のシチュエーションによってダッシュボードを作っていく必要があります。
 誰が
 いつ
 どこで
 どのように
見るのか?

これを常に念頭に置いて作ることが、良いダッシュボードを作る第1歩です。
全5回を通してこの話しかないのですが、第1回では特にダッシュボードのサイズとレイアウトについて考えてみたいと思います。

みなさんはダッシュボードのサイズ、いくつで設定していますか?
もちろん自動一択!!いつでもどこでもきれいに合わせてくれて便利じゃん!!
むしろほかの使うの?という方にぜひ読んでいただきたい内容です。


サイズを考えるにあたり、2つの例を出して考えていきましょう。

【例1】データから得たインサイトを元に、会議で使用する資料
【例2】それぞれの仕事進捗のKPIをチェックするためのダッシュボード

例1と2で、作るダッシュボードのレイアウトや構成は変えなくてはなりません。
どういうことでしょうか?


【例1】データから得たインサイトを元に、会議で使用する資料
 ・誰に: 部長やチームメンバーなど会議参加者
 ・いつ: 所定の会議中
 ・どこで: 会議室にてプロジェクターで投影して閲覧
 ・どのように: 自分が説明しながら操作も行い、全員同じ画面を見る

このシチュエーションでは、ダッシュボードを作った自分が説明しながら
操作の順序も心得て表示していくため、それほど説明文のようなものは入れなくてもよいです。
その分、ひとつひとつのシートや文字を大きくしてインパクトのあるプレゼンテーション資料を作るように心がけます。
パワポの作り方なんかも共通するところがあるかもしれませんね。
画面は表示できる最大限を使いたいのでダッシュボードのサイズは自動で構いませんが、投影される予定のプロジェクターやモニターの解像度は意識しておくとなおよいです。
たとえばシートを詰めすぎてしまったり、細かいクロス集計やラベルとして表示した文字がつぶれてしまったりといったことがあると、プレゼン中かっこ悪い思いをすることになりますよね。
せっかくデータを使ったインサイトをみなさんに共有するのですし、できるだけスマートに決めたいところです。

たとえばこんな感じのダッシュボードを作ったとします。

大きいモニターでさくさく簡単に作ることができました。
(ほかに言いたいところもいろいろあるダッシュボードですが、まあ今は置いておきましょう)
よしよし、いい感じ。と思っていざ会議室のプロジェクターにつないだら・・・



げげ!!小さくなってしまって意図しない形になっています。
地図は字の背景みたいになってしまっているし、線グラフは傾向が縦に圧縮されすぎているし、散布図は外れ値と思っていたものがあんまり外れ値に見えないし、一番最悪なのは、クロス集計表の数字が全部#になってしまっています。。。
いざプレゼンしようとしてこんな画面になってしまったらNOOOO!!!!!って感じになっちゃいますよね。

分析している最中でしたら、いくらでも大きさを自動にして、その場で自分が見やすい形にすればよいのですが、いざ他の人に共有という段階になったら、誰にどうやって見せるのかということを考える必要が出てきます。

画面の解像度が極端に低い中でプレゼンするようなケースでしたら、まずサイズをその大きさに近い大きさに設定しておき、それでしっかり見える形に整えた後、プレゼンの直前に自動に設定する、なんていう方法があります。
今回の例では、表示できる画面が極端に小さく、どうがんばっても4枚のシートを並べるには狭すぎたので1枚のシートごとに見せる形に変更し、なおかつプレゼンで説明に使用する資料ということでストーリーするのもよさそうです。



ストーリーの使いどころやテクニックについてはそれだけでまた記事が書けそうなボリューム感なのでここでは割愛します。


では次の例を見てみます。

【例2】それぞれの仕事進捗のKPIをチェックするためのダッシュボード
 ・誰に: チームメンバー
 ・いつ: 各自好きな時間
 ・どこで: Tableau Server経由で各自のPCまたはスマートフォンのブラウザからアクセス
 ・どのように: 各自が自身の端末から一人で見る

これは例1よりももっと気を遣って作ってあげる必要があります。
このダッシュボードは作った人と使っている人が別にいて、なおかつ見ている環境も様々です。
見方がわからないとしても説明していあげることはできないし、思いもよらない画面から見ている可能性もあります。

こういうダッシュボードを作るときは、ダッシュボードのサイズは結構悩みます。
基本的には、一番小さい画面に合わせることになると思いますが、100人見ている中の10人しかモバイルから閲覧しているということであれば、モバイル画面に合わせる必要があるか?といったことも議論の対象になると思います。
(小さい画面で収めるということは、その分載せられる情報に制限がつくわけですから、90人を犠牲にするのか、10人に我慢してもらうのか、工数を使って両方のためのダッシュボードを用意するのか、といった中から選ぶことになります。)
これは答えがあるようなものではなく、ただ作るときにそれを意識してほしいということと、必要であれば作る人と使う人の間でコミュニケーションを取った方が良いということです。


ちなみに、レイアウトを美しく保つということ以外にもTableau ServerやOnlineを使っている場合にはサイズを固定しているとイメージキャッシュが効くというおまけまでついてきますので、Server/Onlineにパブリッシュしているワークブックを自動で作っていた方はぜひサイズを指定して作ってみてください。



では、ダッシュボードのサイズを意識していただいた上で、ダッシュボードのちょっとしたテクニックをお伝えしておきます。

まず、ダッシュボードにシートを配置する方法は以下の2種類です。
 タイル
 浮動
タイルというのはダッシュボードに枠を作ってはめ込んでいくイメージで、隙間なく詰め込まれていきます。まさしく壁に敷き詰められたタイルですね。
(隙間があるように見えているところも、空白の四角やコンテナが入っています。)
ざっくりレイアウトを作るのに非常に便利です。
その代わりピクセル単位の細かい設定はできませんし、重ねることもできません。

浮動の場合は浮いている状態になります。パワポなどと同じ感じで好きな位置に配置できますし、ピクセル単位で設定できます。
重ねて配置することもできます。
レイヤーの概念を持っているので、小さいものが下にあると隠れてしまいます。(あえて隠すテクニックもありうると思いますが。)

浮動順は赤丸の部分をドラッグアンドドロップすると変えられます。
上に記載されているシートが上にのっかっています。

自由で緻密なレイアウトができる反面、隣のシートとぶつからないようにするといった設定は自動ではできませんので自分で配置をずらす必要があります。
また、浮動はダッシュボードのサイズが自動になっていると変なところに行ってしまう可能性が高く、自動との相性は悪いです。

タイルか浮動かどちらか一方だけを使う例は少なく、一般的には大きなシートはタイルで配置し、凡例などを浮動にしてシート内に重ねてしまう使い方が多いです。
シートではできないレイアウトも、ダッシュボードでしたらこのように簡単にできちゃいます。

それからついつい見落としがちなこの部分についても解説しておきたいと思います。

下半分にある新しいオブジェクトについてですが、
浮動に切り替えてからシートをドラッグアンドドロップすると最初から浮動でシートを置くことができます。
タイルではめてから浮動に切り替えなくてもここで最初から浮動にできます。
(ちなみにShiftキーを押しながらシートをドラッグアンドドロップするとここで設定しているのと反対の設定でシートをダッシュボードに入れられますよ!)

上半分の水平方向から始まる6つの項目は、シートではないがダッシュボードの中に入れられるものになります。
イメージやテキスト、Webページ、空白はそのままの意味なので解説しませんが、水平方向と垂直方向というのがなんなのかわかりづらいと思いますので解説しておきます。

このふたつは「レイアウト コンテナー」と呼ばれるもので、タイル配置されたシートのレイアウトを適当にいい感じのサイズに変換して配置してくれる便利な箱です。
ただしあくまで適当に、です。

Japan Communityの記事(TIPS : ダッシュボードアクション : シートクリックで別シートが表示)でも垂直コンテナーを使った記事がありましたが、コンテナーは入っているシートの表示状態によって、このチャートならこのくらいスペース必要だよねっ!と適当に判断して
コンテナーが入っているスペースの中で、コンテナー内に入れられたシートのサイズを決めて表示してくれます。
水平か垂直かはシートを縦向きに並べるか横向きに並べるかという違いです。
こういった特徴を持っているので、表示すべき値がない時は最小化しておき、値が出てきたときにスペースを広げてあたかもなかったシートが出現したように見える、というテクニックが使えます。
ただ、こいつの難儀なところは、あくまで自由にやらせてくれないと拗ねちゃうというところです。
たとえば自動で適当に調整した結果だとちょっと見づらいな・・・というときにちょっと自分で手動で広げちゃったりすると、その大きさで固定でいいんだね?わかったよわかったよ、ということでコンテナー君は自動的に広がったり縮んだりしてくれなくなります。
中に入っているチャートによってどのくらい広がるの?とか縮むの?というのはもう完全にコンテナー君の好みに準拠しますので、その辺はうまーく付き合ってあげる必要があります。
ただ、相性がいいシーンではかなりいい仕事してくれます。
コンテナーについてはぜひ公式のオンラインヘルプ(クイック スタート: レイアウト コンテナー)も見てみてください。


ところで完全に余談ですが、みなさんはオンラインヘルプってたくさん見てますか? 私は結構不精なのでオンラインヘルプを全部隅から隅まで読んだりということはしたことがないのですが、時々読み返すと結構面白いこと書いてあるなと思ったりします。
意外と知っている内容を再度読むとそういうことだったんだ~って思う記事があったりします。
私が一番なるほどね~と思った記事は「ページ」の記事だったんですが、なんでアニメーションの機能なのにページっていう名前なんだろうと思っていたら「ビューをページにしてまくっていく機能」なんだということがわかり、あ、つまりアニメーションっていうよりパラパラマンガだなと思ったりしました。
閑話休題。


ということで、ダッシュボードTips第1回はサイズとレイアウトコンテナーについて解説しました。

いろいろ書きましたが、基本は
 相手が見る環境でこのダッシュボードがどのように見えるのか
 自分が意図した形になっているか
ということをしっかり意識することだと思います。

冒頭の画像でお見せしたダッシュボードを入れておきます。今回の記事で紹介した機能をいろいろ使っています。
サイズはこのブログにはめ込むことを前提に設計して、レイアウトコンテナーも使っています。

まだまだ他にも紹介していないポイントがありますが、それはまた次回以降の記事でじっくり解説していきたいと思います。

それではみなさん、See you!


Kaori

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JAPAN Communityに投稿された過去のTipsまとめ

2016/01/20 19:03 Shingo 0 Comments

Nanaeです、こんにちは!

Tableau Support Communitiesを、ご存知でしょうか。ユーザーが疑問点や不明点を質問し、ユーザーが答えてくれる掲示板です。この中に「Japan」という日本語のコミュニティがあります。
https://community.tableau.com/groups/japan
日々Tableauを使っていくなかで沸いてくる疑問点があったら、こちらでぜひ聞いてみてください!見ているだけでもいろいろ勉強になるかとも思います。

ちなみに、英語はもっと情報の宝庫になってますのでこちらもご活用くださいね。
https://community.tableau.com/welcome

Japanのコミュニティの中で、Tableau社員もときどき、ホワイトペーパーの紹介や、テクニックのTips、お知らせなどを投稿しています。
そこで、過去に投稿されたTipsを下記にまとめます。簡単なレベルから、わりと高度なテクニックまで混ざってますが、Tableauを使い慣れている方も自分でできるかどうか確認してみてください~!

★ダッシュボード★

■フィルター関連
□TIPS : ダッシュボードアクション : シートクリックで別シートが表示 https://community.tableau.com/docs/DOC-6014
概要:あるシートをクリックした場合のみ、その関連シートが表示される。
ワークブックのダウンロード:有(Tableau Public経由でダウンロード可)

□TIPS : フィルターでグラフ種類を変える方法
https://community.tableau.com/docs/DOC-5623
概要:選択したグラフだけを表示させる。
ワークブックのダウンロード:有

□複数データソースフィルター
https://community.tableau.com/docs/DOC-5481
概要:複数データソースを使用した場合でもフィルターする。
※クイックフィルターをふつうに適用しようとしても、他のデータソースには適用できません。
ワークブックのダウンロード:有


★ワークシート★

□TIPS : 格子/升目上に各ディメンジョンのアイテム別グラフを一括で表示する方法
https://community.tableau.com/docs/DOC-5622
概要:ディメンションのメンバーが多いとき、折り返して表示させる。いわゆる、トレリス(Trellis)チャート。
ワークブックのダウンロード:有

□TIPS : Dynamic Hide ( 合計に対する割合を維持したままフィルタ)
https://community.tableau.com/docs/DOC-6208
概要:データはフィルタリングせずに、表示はフィルタリング(見えないように)する。
ワークブックのダウンロード:無

□TIPS : フィルターのNULL値を消す方法
https://community.tableau.com/docs/DOC-5989
概要:NULLが存在する場合でも、クイックフィルターではNULLを表示させない。
ワークブックのダウンロード:無

□TIPS : 時系列グラフ トップN(上位N位まで)のみ表示
https://community.tableau.com/docs/DOC-6118
概要:時系列グラフで上位N位のみ表示させる。
ワークブックのダウンロード:有

□TIPS :DATEDIFF・Parameterを利用して自由に前週比(WoW)、当年実績値(YTD), 過去3ヶ月等の表示をさせる。
https://community.tableau.com/docs/DOC-5621
概要:指定した日にちを起点にした、様々な売上の算出方法例。→今週売上、先週売上、対前週比、当月売上、前月売上、対前月比、当年実績値、前年実績値、対前年同期比月基準、前年前月売上、過去3ヶ月売上、前年過去3ヶ月売上
ワークブックのダウンロード:有

□TIPS : KPI / クロス集計で項目別の判定色を変えたい場合
https://community.tableau.com/docs/DOC-5685
概要:複数のメジャーを使ってクロス集計を作るとき、メジャーごとに色を変える。
ワークブックのダウンロード:有

□TIPS : 例えば 曜日表示を水曜日スタートにする場合
https://community.tableau.com/thread/172937
概要:曜日のスタートをデフォルトの日曜日から他の曜日に変える。
ワークブックのダウンロード:無

□TIPS : 棒グラフ2本の時の二重軸の作成方法  (初級)
https://community.tableau.com/docs/DOC-5711
概要:二重軸と、メジャーネームやメジャーバリューを活用した棒グラフの表示。
ワークブックのダウンロード:有

□ネストソート
https://community.tableau.com/docs/DOC-5565
概要:ディメンションが複数あるときにきれいにソートする。
データのダウンロード:有

■計算フィールド
□日付が8桁の数値データのものを、日付データとして使う方法
https://community.tableau.com/docs/DOC-5783
概要:日付が8桁のデータとしてあるときに、Tableauに日付型として認識させる。
データのダウンロード:有

□「月の第何週」算出方法
https://community.tableau.com/docs/DOC-5567
概要:年間を通じて、第何週かを表す。
ワークブックのダウンロード:有

■地図
□Tableau Mapping Serviceを利用してOpenStreetMapをバックグラウンドマップに追加する
https://community.tableau.com/docs/DOC-5748
概要:Tableauがデフォルトで提供している地図に加え、もう少し詳細なOpenStreetMapをバックグラウンドマップとして使用する。
データのダウンロード:有

□使えるTableau Map関連のツール群( お薦めです。)
https://community.tableau.com/docs/DOC-5974
概要:
① ジオコード(緯度、経度 )バッチ変更 : ( Google Mapping API を利用 )
  3000個の住所までであったら5分程度で変換可能。
② 背景用ポリゴン作成ツール: カスタムポリゴンが作成可能。多角形を自動で作成。
③ カスタムポリゴン作成ツール(Google Map): Google Map上で自由に作成可能。 線をつなげば自動的にシェープがポップアップされます。
データのダウンロード:有

以上です。いろいろ挑戦してみてくださいね!

Nanae

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積み上げ棒グラフ内の項目昇順/降順で並び替え(Ascending/Descending Sorting Segments witin Stacked Bar Chart)

2016/01/06 19:17 Shingo 0 Comments

Nanaeです。
前回に引き続き、積み上げ棒グラフ内の並び替え問題です。

今回は、それぞれの棒の中で、値の大きい/小さい順に、色分けされたセグメントを並び替えます。これを実現したい場面は結構あるんじゃないでしょうか??

簡単そうに見えますが、単純にはやろうとしても意外とできないんです。。。

まず、今回使ったデータはこちら↓

並び替えせずに、ドラッグアンドドロップだけして色の順番を確認すると、、、
棒の先から順に、どの棒もA→B→Cと並んでいます。

ここから、色の順番を変えたいので、ふつう、色のフィールド"ABC"を使って並び替えたくなると思います。色に入っている"ABC"で昇順に値の合計で並び替えてみます。
ビューを確認すると、、、
・・・思った通りにはなりませんでした。。。
これは、X, Y, Zで分けていないときの並び替えなんです。
棒の先から順にC→A→Bになっています。

では、XYZで分けた中でABCを並び替えるには、どうしたらいいでしょうか?

XYZとABCを両方考慮できるように、XYZとABCの結合フィールドを作成します!
作った結合フィールドを、"説明"からどんなメンバーが入っているか確認すると、、、
A,X、A,Y、A,Zという、ABCとXYZの組み合わせで捉えていることがわかります。

次に、この結合フィールドをマークの一番上に持ってきて、この結合フィールドで並び替えをさせると、、、
きちんとX, Y, Zごとに、昇順でA, B, Cを並び替えることができました★

今回のポイントは結合フィールドを作成して、マークカードの一番上に置いて並び替えをすることでした!

Nanae


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